- 2020.06.02
- コラム
毛抜きによるムダ毛の自己処理について
今回は自分で脱毛する場合のお話です。毛抜きを使用した脱毛の場合は、処理直後の肌表面が綺麗になり、次の毛が生えてくるまでの期間が比較的長い期間維持でき、気抜きは安価で手に入れられます。そんなメリットもありますが、残念ながら肌トラブルなどのデメリットもあります。
毛は皮膚内部に埋もれている毛根部分が大きいため無理に引き抜くと大きな痛みや出血を伴う事もあります。無理矢理引き抜くため、肌や毛穴が傷つくことなどが原因となり、毛穴がふさがってしまい、皮膚の中で毛が成長してしまう※【埋没毛(まいぼつもう)】となってしまうことが多々あります。
埋没毛は皮膚から透けて見えますが、毛が皮膚から出て来ない状態です。埋没毛に対してよくやってしまいがちなのは、先端の鋭いもので穿り出す等、無理に引っ張り出そうとすることです。その場合、傷ついた皮膚に雑菌が入り、炎症を起こしてしまいます。絶対にやってはいけないのでご注意ください。
また、脱毛後に、毛穴や皮膚についた傷から細菌が入り、※【毛嚢炎(もうのうえん)】という炎症も引き起こしてしまう恐れもあります。毛嚢炎は白いニキビのようなブツブツが肌にできる症状です。
毛抜きによる脱毛は、毛を無理に抜くことで皮膚がダメージを受けたように錯覚し、メラニンを活性化させます。メラニンが活性化してしまうと、色素沈着が起こってしまいます。無理な毛抜きでのムダ毛処理は禁物です。
トラブルやダメージを抑えるためのポイントをご紹介します
1.皮膚を清潔にし、温めて毛穴を開いておきましょう。
毛穴が開くと毛がぬけやすくなります。
2.毛が生えている方向に沿って抜きましょう。
3.根元から抜きましょう
皮膚を軽く押さえながら、ムダ毛の根本を挟んで抜くとムダ毛が途中で切れてしまうことが減ります。
4.1本ずつ抜きましょう。
一気に抜こうとして2~3本まとめて引っ張ると、皮膚に大きなダメージを与えてしまします。
丁寧に抜きましょう。
5.毛抜きをこまめに消毒しましょう
アルコールなどの消毒液で消毒してから使用する方が、細菌の繁殖によるトラブルを防ぐことができます。
6.毛抜きで処理した後は皮膚を冷やしましょう
皮膚の炎症を抑え、広がった毛穴を引き締めるのに効果的です。
7.自己処理後は保湿をしっかりしましょう
次回は除毛クリームによる脱毛処理についてご説明します。