- 2020.05.20
- コラム
脱毛について その1
最近では美容あるいは身だしなみの観点から、体毛を意図的に除去する『脱毛』を希望される方が増えています。また、かつての主流は女性の脱毛でしたが、現在では身だしなみを意識する男性も増え、男女関係無く脱毛の人気は高まっています。
除毛の為の自己処理は、カミソリによる剃毛や毛抜き、除毛クリームによる処理等いくつかの方法があります。また、美容サロンなどで行っている脱毛器による脱毛があります。
今回はカミソリを使った自己処理について、お肌のダメージやダメージ予防法についてご説明します。
カミソリによる処理の場合は、短時間で処理を行うことができますが、刃が直接肌にあたり傷つけてしまう等、肌荒れを起こす原因にも繋がります。
また、毛の生える毛包と呼ばれる部位に生じる感染症『毛包炎』という炎症が生じる原因にもなります。一般的にカミソリ負けは毛包炎のことです。カミソリにより皮膚が傷つくと、そこに皮膚の常在菌である黄色ブドウ球菌などの病原体が感染をおこします。これによって皮膚に炎症が引き起こされ、徐々に毛包深くまで炎症が広がります。
炎症を起こした部分は赤みを伴った盛り上がりをしめすようになり、悪化すると膿を持つようになったりもします。
男性の場合、髭剃りで誰もが経験している症状ですね。敏感肌の人にとっては特に痛みや痒(かゆ)みがでてしまいます。
カミソリでの除毛の際に、ダメージを予防するためのポイントをご紹介します。
1.カミソリで除毛する箇所を、剃る前に清潔にしましょう
石鹸やボディーソープ・洗顔などを使って剃る部分をキレイにしてから剃りましょう
2.剃る前にシェービングクリームなどを使って剃りましょう
3.肌に優しいシェーバーやカミソリを選びましょう
4.清潔で切れ味の良い刃を使いましょう
5.除毛後はローションなどで保湿をしましょう
アルコールが含まれているとヒリヒリ感や痒みが出やすいので、アルコールの入っていないものを選ぶとよいです
6.カミソリ負けしやすい人は、除毛間隔をあけましょう
頻繁に剃るのではなく、間隔をあけ保湿ケアをしっかり行うことをお勧めします。